がすこんろの種類

グリルで選ぶガスコンロ

ガスコンロのグリルは近年、おおきく進化しています。油でギトギトのイメージから、出来るだけグリルの汚れを抑える方向へと。
焼き網だけじゃなく、おしゃれなグリル専用の鍋を使って調理ができるようになったり、ケーキもグリルで焼けるようになっています。

でもそうすると、機能がありすぎて、どのガスコンロを選べばいいか分かりませんよね。
この記事では、グリルの特徴をまとめ、それぞれ解説していきます。

①水無し両面焼き

上火と下火で焼いて、途中でひっくり返さなくても食材が焼けるタイプ。
主に使うのは、焼き網。
別売のグリルプレートを使えば、トーストなども上手に焼けます。
最も一般的で、グリルをよく使う方におすすめ。

調理できるもの
  • トースト
  • 焼き鳥
  • ピザ
  • クッキーなど

②水無し片面焼き

上火のみで焼くので、途中でひっくり返す必要があるタイプ。
焼き網を使います。
グリルはあまり使わない方に。
片面焼きグリルがついているコンロは、その他の機能も少なめで値段もお手ごろです。

調理できるもの
  • トースト
  • 焼き鳥
  • ピザ
  • クッキーなど

③マルチグリル

グリルの中に、コンロのようなバーナーがあって、焼き網を使いません。
ノーリツの一部のビルトインコンロについている、もっとも攻めているグリルです。

焼き網を使わずに、何を使うのかというと?
〝プレートパン〟という名のグリルプレート
〝キャセロール〟という名のオレンジ色のなべ です。

マルチグリルで使う専用品

  • プレートパン
  • 波型プレートパン
  • キャセロール
  • 油はねガード(プレートパンに被せる穴の空いた蓋)
調理できるもの
  • プレートパン → トースト・ピザなど
  • 波型プレートパン → 魚・焼き鳥など、油が出るもの
  • キャセロール → 煮込み料理・ハンバーグ・炊飯もできます

マルチグリルのメリット

油はねガードとキャセロールをうまく使うことで、グリル内の汚れを抑えることが出来ます。
汚れが少ないからお手入れの手間が減り、家事の時短に繋がります。

マルチグリルのデメリット

焼き網が使えないので、魚は焼き網で焼きたい派には向いていません。
プレートパンでもそれなりに美味しく焼けますが、脂ののったサバだと、焼き網で焼いたときの方が、皮がパリッとして余分な脂は落ちて全体的にふんわり焼けます。
波型プレートパンで余分な油の流れる道を作ったとしても、少しベチョッとしてしまいます。

④グリル内に鍋を入れて調理

ノーリツのキャセロールと同じように、他のメーカーでもグリルに鍋を入れる方向に進んでいます。

  • メリット:グリルでオーブン料理が作れる・料理の幅が広がる・グリル内の汚れを抑えられる
  • デメリット:鍋が重い

ダッチオーブン → ノーリツ・リンナイ・パロマ

キャンプでお馴染みのダッチオーブンです。グリル専用に作られたダッチオーブンを使います。

ダッチオーブン料理の良いところは、食材を入れて、点火。あとは出来上がりを待つだけで簡単に調理ができるところです。
例えば、豚肉の塊に塩コショウをして、じゃがいも・ニンジン・玉ねぎの乱切り・ローズマリーを一緒にいれて、ダッチオーブンで35~40分加熱するだけでローストポークが完成します。

ノーリツのダッチオーブン

ストウブやル・クルーゼと同じ鋳鉄ホーロー製。本体が4キロあり、蓋も丈夫で重いつくりですが、蓋が重い分、密閉性・保温性に優れています。
幅163×奥行き226×高さ75(mm)

リンナイのココットダッチオーブン/ザ・ココット

リンナイのココットシリーズその1。
最近のリンナイ製ダッチオーブンは、材質がアルミニウムに変更。アルミ製になったことで、重さが4キロから1.7キロになり扱いやすくなりました。アルミ鍋は熱伝導率が高いので、均一に加熱できます。
幅228×奥行き272×高さ94(mm)

ココットダッチオーブンはグリル専用ですが、ザ・ココットは普通の鍋としてコンロの火にかけることもできます。

パロマのラ・クックグランポット

材質はアルミニウム合金製で1.4キロと一番軽くて扱いやすいです。こちらもグリルだけでなく、普通にコンロの火にかけて鍋として使うことができます。
幅200×奥行き260×高さ85(mm)

本格的にダッチオーブンのキャンプ料理を自宅で再現したい人はノーリツがおすすめかと。
リンナイ・パロマはなんちゃってダッチオーブンなので、ライトに楽しく料理したい方にいいかと思います。
私はリンナイのココットダッチオーブンを自宅で使っていますが、キャンプ料理もおいしく作れています。

ダッチオーブンで作れるもの
  • ロースト野菜
  • 蒸し野菜
  • ローストポーク
  • パン
  • プリン
  • パウンドケーキなど

ココット/ココットプレート → リンナイ

リンナイ独自のココットシリーズその2。

上で紹介したココットダッチオーブンとの違いは3つ

  1. 深さが約半分の薄型
  2. 底が波型
  3. 蓋にスリットが空いている。

ココット・ココットプレートで向いている料理法は焼くこと。
魚でも肉でも焼くことが出来ます。
底の波型が油の逃げ道になってベタベタになりにくく、スリットから遠赤外線が当たり、食材の表面をこんがり焼いてくれるので、見た目もおいしそうに焼けます。

そのスリットから油が飛び出してグリル内が汚れそうですが、スリットは上火バーナーの位置とあわせているので、跳ねた油はバーナーで焼き切られグリル内を汚さないそうです。(使ってみましたが元からグリル内に汚れがあり確認できませんでした)

ココット


幅228×奥行き272×高さ59(mm)

ココットプレート


〈ワイドタイプ〉→幅243×奥行き305×高さ54(mm)
〈標準タイプ〉→幅228×奥行き306×高さ51(mm)

※ココットプレートのワイドと標準の違いは、コンロが大きさに対応しているかどうかです。

ラ・クック → パロマ

パロマ独自のラ・クックシリーズ。
材質は鉄、セラミックの2層コートで、耐久性に優れています。
魚や肉などを焼く調理に向いており、底が波型で、油の流れる道があるのでベタベタになりにくい。

ラ・クックの蓋にスリットはなく、蓋の側面に小さな穴が4つ開いていて、蒸気を逃がしつつも油が飛び散らない設計です。
色の展開が4色で、レトロな可愛い見た目をしています。

ラ・クックグラン


幅232×奥行き303×高さ51(mm)

ラ・クック


幅230×奥行き256×高さ50(mm)

※どちらか、対応しているコンロによって選びます。

ココット/ココットプレート/ラ・クックの使い勝手はほとんど同じです。

  • パロマを買うならラ・クック。
  • リンナイのガステーブルを買うならココットプレート
  • リンナイのビルトインコンロを買うならココットorココットプレートのどちらか。

ココットとココットプレートは両方買う必要はありません。私はどちらも購入しましたが、主にココットプレートを使用しており、1つあれば十分と感じています。

調理できるもの
  • 鶏もも肉ステーキ
  • パウンドケーキなど

どのグリルを使いたいかによってガスコンロを選びましょう。